しばし 黙祷
「しばし 黙祷 」
例の家の中に紛れこんできてしまったカエルさんの
お話。
たぶんあの時のカエルさんだとは思うのだけれど
カエルさんだけに身元確認のしようがないし
リビングにあるサッシとサッシの間で見つかったのだ。
すっかり干からびてしまってすでにミイラになっていた。
もともとすごく小さかったけれどもっともっと小さくなっていた。
私の小指の第一間節の半分くらいの大きさだ。
縮んでしまったんだね。
嘆かわしいけれどどうしようもない。
もっと早くに見つけてやればよかった。
探したんだけどね。ごめんね。
儚い一生に しばし 黙祷